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相撲、テニスを中心とした雑記。 脈絡のない内容多し。
No.
2024/11/23 (Sat) 22:02:09

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No.114
2011/09/21 (Wed) 07:11:26

琴奨菊の大関昇進について。
条件としては今場所12勝が最低ラインと言われているが、これは厳しい基準だ。
この12勝は三場所33勝の目安からくる数字だろうが、33勝にとらわれ過ぎではないだろうか。
33勝はあくまで目安であり、必要条件ではないと私は考えます。

相撲内容も上々で、横綱にも名古屋で土を付けたならば先場所琴奨菊は大関に昇進させるべきであり、
今場所も11勝で文句無しでしょう。


その点で言えば、今場所鶴竜は11勝、琴奨菊は12勝という目安が最もおかしかった。

琴奨菊は
初 西関脇11→ 夏 東関脇10→ 名 東関脇11

鶴竜は
初 西小結 8→ 夏 東小結12→ 名 西関脇10

夏→名→秋の3場所しか見ないので上記の目安になってしまうだろうが、
琴奨菊は既に3場所連続関脇で二桁をあげている。これはそうそうできません。
そして関脇での勝ち越しは合計5場所。
しかし鶴竜は1場所だけ(つまり先場所)。
安定感は両者まだ差があるといえるでしょう。

琴奨菊は11勝。鶴竜は12勝という基準がふさわしかったのではないでしょうか。

十日目終了現在、琴奨菊は9勝1敗で鶴竜は5勝5敗。
場所前の稽古総見からすると鶴竜好調に見えたので、まったく意外です。
直接対決で勝ったのがせめてもの抵抗でしょう。
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No.113
2011/09/02 (Fri) 19:19:03

間隔が空いてしまいましたが続いて大関編。
 
 
小錦。2-1。
霧島。2-0。
残念ながら記憶が殆どありません。両力士とも大関陥落後の最晩年であり、伸び盛りの魁皇には通じなかったか。全盛期同士の対戦を見てみたいものです。
 
 
貴ノ浪。24-27。
勝ったり負けたり。貴ノ浪の大関陥落後追い上げましたが勝ち越しはならず。武双山は逆転したのですが。お互い左の相四つ。左を差したい貴ノ浪と右上手の魁皇。浪の懐の深さが活きたか。
 
 
千代大海。34-20。
魁皇の最多対戦相手。約十年間、ともに大関としてありました。有名な千代大海最後の一番もこの組み合わせで、豪快な送り倒しが決まりました。しかし最も忘れられぬ一番は平成15年名古屋千穐楽結び。3敗同士の相星決戦。正面に魁皇が押し出し、4回目の賜杯を抱きました。立合いで勢いを止められたかに見えた大海の果敢な押しの攻め。俵を足にかけ残し、一気に邁進した魁皇の出足。私が選ぶ魁皇の一番はこの取組です。
対戦経過は8-11から魁皇の15連勝。その後11-9。なかなか珍しい経過となっています。
 
 
出島。25-15。
がっちり組み止めて投げ飛ばすイメージが強いこの取組。15年夏までに区切れば14-12とほぼ互角。魁皇が大関にあがってからは圧倒していた印象でしたが出島もなかなか健闘しています。
 
 
武双山。31-18。
 
一番のライバルでしょうか。武双山の突進をいかに捕まえるかが見物。平成6年~12年まで長きにわたり大関候補として共にありました。優勝をかけた一番の13年春の上手投げ、魁皇本人もあげた12初千穐楽の無様な一番が目に浮かびます。12春までは16勝15敗と互角。残念ながら、武双山の大関昇進後は一方的な勝負となってしまいました。
 
 
雅山。31-15。
 
 
どうしても綱を絶たれた16九州の敗戦が浮かんでしまいます。逆に雅山は再浮上のきっかけとなった一番。初顔合わせから17-4と圧倒。その後雅山充実期には4-9。最後にまた盛り返し10-2。このように年下相手に盛り返すあたり魁皇の凄みが際立ちます。
 
 
栃東。22-13。
 
 
一発KOした15名古屋の恐ろしい一番がインパクト大。初対戦から3―7。そこから怒涛の13連勝。この連勝時の内容は圧巻でした。栃東からしたら勝ち味がまるでなかった。最後は6-6。ちょうど魁皇の衰えと栃東の復活がぶつかったか。
 
 
琴欧洲。12-16。
 
 
初対戦から2-5。その後勝ったり負けたりであるが、11歳の年齢差を考えれば驚異的であろう。さすがに晩年は右に変わりながらのとったりや小手投げで勝ち星を拾ったが。枡で見た21夏の勝利が懐かしい。
 
 
琴光喜   17-25
 
 
苦手。この印象に尽きると思う。右に動かれ、右上手を許してなすすべなく負けていたイメージ。初対戦から6-13。横綱昇進を阻んだ最大の壁かもしれない。
 
 
日馬富士 12-16
 
 
奇しくも琴欧洲と同じ星となった。初対戦から8-5。その後8連敗。二度と勝てないのではと心配したが、4-3で最後をまとめた。18春の誤審での敗北、変化されながら勝った22初、22秋の逆とったりが印象深い。
 
 
把瑠都    8-7
 
 
初対戦から5-2。4連敗を喫するも、琴欧洲戦でも見せた必殺技を駆使し逆転してみせた。椅子席で見た22秋の勝利は心の底から感動しました。


秋場所も始まってしまうのでひとまずこの辺で。関脇以下編もまたやりたいなあ。
 
No.112
2011/07/30 (Sat) 21:43:05

 まずは曙。6-25。
対戦成績の通り、ほとんど通じなかった。
一番の苦手であり、大関昇進を阻んだ一番の壁と言っていいでしょう。
両手突きで立ち合い起こされ、得意のたぐりも上手く行きませんでした。
最初の魁皇が押し出した平成6年春と、最後の曙が突き出した平成12年九州がより思い出されます。
 
 
貴乃花。12-27。
熱戦にはなるが、上手切り、巻き替えなど技術の差で貴が寄り切るといったイメージ。万策尽き、諦めきった魁皇の表情が懐かしい。平成8年になるまでは1勝11敗と全く通じなかった。だが八年には2勝3敗と善戦。この年70勝5敗の貴乃花に上手投げ、寄り倒しと真っ向から土を付けた。右上手を引いた時の強みに感嘆した記憶。
その後も低迷期に入った貴に何度となく勝ち、平成12年の3連勝では地力が逆転したとさえ思わされた。大関昇進後に一度も勝てず、4連敗で終えたのは不思議に思える。
 
 
若乃花。14-15。
終始、関脇以下魁皇-大関以上若乃花の顔合せだが勝ったり負けたり。当時の地力はほぼ互角だったのか。若が上手く両筈に入り、押し出した一番が記憶に残っています。
 
 
武蔵丸。20-26。
武蔵が2戦目から5連勝。しかし直後魁皇が7年から8年にかけ、7連勝。出足に欠ける武蔵が魁皇のたぐり・ひっかけに蹈鞴を踏み、料理されていた。直後武蔵が7連勝するなど前半は勝ち負けが分かれていた。
その後は魁皇の11勝12敗と互角の勝負。魁皇の13名古屋の優勝を決めた上手投げ、12九の起死回生一本背負い、武蔵の強さが際立った14春の押し倒し(魁皇が逃げに逃げても武蔵が付いてきた)が印象深い。


 
朝青龍。12-25。
16年までの最初の18回は9-9の五分。その後は3勝16敗と歯が立たず。15年辺りまでは組みざまにかっぱじいたり、上手を取り圧倒したり見ごたえのある勝負でした。この頃の魁皇は朝青龍、千代大海、栃東の上位陣に相性が良く、優勝争いを掻き回していました。17年以降は朝青龍が左四つ、魁皇に上手を与えぬ体制を作り圧倒していました。朝青龍に衰えが見えた19年以降、3回勝っているのは立派。上手出し投げ×2、小手投げと何れも右からの技。
ベストバウトは二階椅子席から見た15年夏です。両差し狙い失敗の朝から簡単に左を差し、上手も取り十分な魁皇。そのまま邁進し東土俵に投げ捨てました。あの割れんばかりの大声援、脳裏に焼き付いて離れません。


 
白鵬。6-27。
16九州ではまだ平幕の白鵬に寄り倒され、白鵬大関昇進後から実に17連敗。朝青龍以上に勝つのが困難と思わされました。左四つには組めるも、決して上手は取らせてもらえずじりじり寄られていました。
しかしこのままでは終わらず、22初と23夏に一勝ずつもぎ取っているのは驚嘆のほかありません。22初は立ち合い代わりざまのたぐりから押し出し。23夏は頭を付ける執念を見せ、右上手を引き付け体ごと靠れ込むように寄り切り。まさしく魁皇最後の意地を見せた大一番でした。
 
つづく
 
No.111
2011/07/26 (Tue) 07:17:56

 予告通り、魁皇引退特集と銘打って何回かやっていきたいと思います。

まずは主な力士との対戦成績から。

対横綱

曙      6-25
貴乃花  12-27(+決定戦1敗)
若乃花  14-15
武蔵丸  20-26
朝青龍  12-25
白鵬      6-27

対大関

小錦          2-1
霧島     2-0
貴ノ浪   24-27
千代大海 34-20
出島    25-15
武双山   31-18
雅山    31-15
栃東    22-13
琴欧洲   12-16
琴光喜   17-25
日馬富士 12-16
把瑠都    8-7


続く



No.110
2011/07/24 (Sun) 20:50:31


リアルタイムで見ていました、昨日の結びの一番。13戦全勝の日馬富士に11勝1敗の白鵬の優勝を懸けた一差対決。

日馬富士踏み込みよく左前褌を取り頭をつける。白鵬は右下手一本で苦しい。
日馬富士出し投げで攻め立て、白鵬の右下手が切れる。日馬富士は白鵬の首の下に頭を付け食い下がる。
白鵬日馬富士を起こせず苦しい。


この体勢、どこかで見たことがあるぞ・・・と思いました。

輪島-三重ノ海だ!四つの違いこそあれど、同じ体勢。
右前褌を取り、頭を輪島の首下に付け食い下がる三重ノ海。時折出し投げで崩すあたりも同じだ。
一方左差し手も取れず苦しい輪島。三重ノ海の攻勢を残し、ようやく左下手を取るもここまで。
さらなる追撃に寄り切られました。


白鵬耐えて右下手はとるも苦しい。さらに日馬富士攻め立て寄り切り。
日馬富士千穐楽を待たずに14戦全勝で優勝決定。白鵬の八連覇を阻んだ。



ただ件の輪島-三重ノ海どの場所かが思い出せない。打ち出し後に「昭和の名力士」を見て確認。

昭和53年九州千穐楽の結び前でした。輪島13勝1敗、三重ノ海9勝5敗で激突。
輪島の敗戦により、14戦全勝の若乃花の優勝決定。
若乃花は結びの北の湖戦に勝ち、見事全勝。


こう似た展開の取り組みが頭に浮かぶと、思わずニヤリとしてしまいます。
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