本日１１日目を迎えております大相撲初場所。
今場所は忙しくて本場所観戦は５日目の一日だけでした。
（ここ数年は必ず２回は行っていたのですが）
ただちゃんこも食べましたし、入り待ちもし、どすこいFMも拝聴となかなか充実。
心残りは工藤写真資料館の探訪でしょうか。

さて、本日の隠岐の海－碧山は先に突っかけた隠岐の海が力を抜いてしまい、
難なく碧山が押し出すという後味の悪い一番でした。
こういう場合は先に突っかけた側が力を抜いては絶対だめです。

先日亡くなった大鵬にもこのような一番がありました。

昭和３５年春場所二日目朝潮戦。
当時入幕二場所目で新進気鋭の大鵬が横綱朝潮に初挑戦の相撲。
この負けも響いたか、大鵬は７勝８敗と幕内在位中唯一の負け越しを喫したのでした。

願望


殊勲賞

隠岐の海・・・琴欧洲・・・と言いたいところですが無し。


敢闘賞

豪栄道（１０勝４敗）初日からの８連勝。３大関に勝利など好調。
だが相撲内容の印象は強くない。誤審が響いたか。
旭天鵬（１０勝４敗）相変わらずまともに組んだらバカ強い。衰え微塵も無し。
松鳳山（９勝５敗）場所を盛り上げた功労者。動きが良く、器用な面も見せた。現地での歓声凄し。

技能賞

栃煌山（１０勝４敗）１勝３敗から巻き返した。豪栄道より相撲内容がいいか？
ただ旭天鵬に負けたのはいただけない。
豊ノ島（１０勝４敗）この位置では当然だが、琴欧洲にしっかり勝つ当たりさすが。
豊ノ島に限り千穐楽勝利の条件を付けたい。


予想

殊勲賞
なし

敢闘賞
旭天鵬、千代大龍（千穐楽勝てば）

技能賞
松鳳山、豪栄道（千穐楽勝てば）、栃煌山（千穐楽勝てば）

予想 殊勲　　なし 敢闘　　大道、舛ノ山、魁聖(千秋楽勝てば) 技能　　妙義龍(千秋楽勝てば) 希望 殊勲　希望でも無しかなあ 敢闘　舛ノ山、魁聖 技能　大道 予想案ならば、三賞受賞者無しになる可能性も… 昨日結びには本当に落胆させられた。 特に白鵬。 一回突っ掛けられただけで怒りに我を忘れ、稀勢の里をどつく蛮行。 三回目には変化。 稀勢の里が早いのもあるが、白鵬の遅さも立ち合い合わない原因である。 千秋楽の決戦が一気に色褪せた悪夢。会場に足を運び、こんな結びを見せられたらどう思うのか。胸に手を当てて考えろ！口先だけで双葉山を目指すなとと二度と言うでない。

のんびりＴＶ観戦。


磋牙司、うまく筈に入り寶智山を押し出し。磋牙司の美しい両筈押し。寶智山、いつもながら十両とは別人。

栃乃若二本入るも、朝赤龍上手から投げ。モンゴル人力士はこの投げが皆強い。

隆の山立ち会いから腕を取りとったり。勢は隆の山に三戦全敗。

若の里立ち合い鋭く両差し、攻め立て残すところを掬い投げ。豪快に宝富士を屠った。最高の相撲。

立ち合い張り差しで佐田の富士の動きを止めた時天空。しかし佐田の富士は上手がっちり。時天空左前褌を取り、内掛けで揺さぶり上手を切る。数呼吸後右の裾返し。見事。佐田の富士は力負け。

元気よく突き放す千代大龍。嘉風相手を見ていなす。千代大龍土俵下に走り出てしまった。千代大龍場所中に痛めた足の調子が悪いのか。足が出ていない。

臥牙丸体を頼みに前に出る。魁聖粘るも寄り切りで臥牙丸。

豊響立ち合い良く左おっつけから前に出る。大道すくい投げも空しく寄り倒される。大道４敗目。ちょっと脆い。

舛ノ山立ち合いの当たり、突き放しで豊真将を圧倒。特に左喉輪が効いた。豊真将楽勝と予想していたが・・・解説の北の富士ともども驚き。舛ノ山は自信になるだろう。

立ち合い先に立ち、当たり、押す翔天狼自分の相撲で玉飛鳥を圧倒。寶智山と同じく十両とは別人の姿。スガキヤの懸賞今日も貰えず残念。

阿覧立ち合い逃げて勝ち。いい加減にしろ。さっさと廃めてほしい。とはいえ頭を下げすぎの北太樹。

玉鷲立ち合いから終始攻勢。しかし高安二度ほど危ない場面を凌ぎ逆転。腰高だが足腰はいいようだ。

栃ノ心やや消極的で引いてばかり。雅山付けこみ必死の押し出し。二日目を見た限りでは全敗もあり得ると思ったが、よく立て直した雅山。えらい。栃ノ心は相撲がまだ崩れたまま。

両者上突っ張りの応酬。重さで若荒雄、回転で松鳳山。松鳳山の動きが勝り送り出し。

豪風立ち合い良く碧山を翻弄。掬い投げに仕留めた。年季の差を感じさせた。ベテランの味。

両者前捌きの応酬。これには豊ノ島が勝ち、攻め立てる。俵に詰まった安美錦の突き落としが決まる。時間こそ短いものの、技能派同士の好戦。見応えあり。

豪栄道素早く動き寄り切り。先場所千穐楽の借りを返した。旭天鵬は全敗。気持ちが切れたか。２２年の再入幕後の土佐ノ海のように、このまま下降線を辿らないかが心配。
今更ですが、先場所のこの割の豪栄道の攻めは凄かった。頭を付け、食い下がりながら回るスピードが早く、安藝ノ海を彷彿とさせた。こういう相撲があるから期待をしてしまう。

栃煌山浅くのぞかせて攻めるも隠岐の海の小手投げにバッタリ。解説も言っていたがバッタリが多すぎる。なんとかせねば先はない。

妙義龍低く攻めたがバランスを崩し、琴欧洲押しつぶし勝ち越し。これで明日鶴竜に安心して負けられる。勝ちなよ？

立ち合い二度合わず、三度目に成立。すぐ引く把瑠都に付けこみ稀勢の里９勝目。立ち合い手を付かないのは作戦でしょう。合口が悪い相手への駆け引き。見苦しいが私は肯定します。

鶴竜立ち合い鋭く二本差し、出るも日馬富士左から上手投げで全勝守る。こういう勝ち方の出来る日馬富士は実に調子が良い。優勝が見えてきた。

琴奨菊左前褌を取り、期待させるも白鵬の左小手投げであっさり切れる。白鵬の押しが喉元に入り、琴奨菊たちまち土俵外。白鵬調子を上げてきた。


白鵬日馬富士が全勝を続けた場合、白鵬－稀勢の里ではなく、千穐楽に両者の全勝対決となるのでしょう。１５日制以降、全勝決戦は昭和５８年以来５度目。横綱－大関は初めて。実現の可能性は高そう。



以前から気になっていることですが日馬富士について。

時間一杯前の仕切りで日馬富士が見せるカエル仕切り。あれをみなさんどう思います？
観客は湧いていますがあんなのとんでも無い。あの仕切りで立てるわけがなく、彼は時間前で立つことを放棄し、相手を馬鹿にしています。
時間一杯前の仕切りで誰か突っ掛けて、こかしてしまえといつも思います。
以前日馬富士は時間前に立ったこともあるのに、（平成２２夏の琴光喜戦・・負けましたが）いつから今の仕切りになったのでしょう。

以前朝乃若も行っていましたが、早く正してほしいものです。北の湖に厳しく言ってほしいが無理だろうなあ。

混乱を極めた夏場所もいよいよ千秋楽。 恒例の三賞予想 殊勲賞　安美錦(勝ち越せば)、豪栄道 敢闘賞　旭天鵬、栃煌山 技能賞　妙義龍 碧山、隠岐の海は貧乏クジか。 優勝争いですが、三敗で素直に優勝が決まることを願っています。稀勢の里、栃煌山、旭天鵬の順に優勝してほしい。対戦相手からすると稀勢の里が一番厳しいのだが。 もう１つの目玉は日馬富士が白鵬相手に勝ち越せるか否か。なりふり構わず白星を奪いないく姿が見たい。 話かわってローママスターズ。 本日深夜の決勝はジョコビッチにナダル。 モンテカルロで一子報いたとはいえ、ナダルの最大の苦手ジョコビッチ。フェデラーを一蹴した王者に力をみせられるか。 どちらも非常に楽しみです。